PV6,947

!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|チャイルド・プレイ/チャッキーの種|Seed of Chucky』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

ネタバレ結末

チャッキー家族はジェニファーとレッドマンを捕まえたが、ドタバタやってるあいだに、レッドマンは死んじゃったもんで、ジェニファーの運転手男(スティーヴ・ロートン)をとっつかまえ、ベッドに縛りつけた。そしたらジェニファーが男と女の双子を出産。うほー。

ドタバタアクションの中で、虫も殺せない気弱少年だったはずのグレンが、女の格好になって(つまりグレンダになって)、残虐に殺人をする場面もある。パパママのへんな教育のせいでこうなっちまったのか、あるいは、元々からこうだったのかは謎だが、私には「先天的にサイコな二重人格だったのだろう」という風に思える。だってチャッキーの子供ですから。

トリオが乗り移る肉体は準備オッケー。さてさてやりますか、と思ったら、グレンが双子のどっちにするかでまたまた夫婦ケンカとなり、チャッキーは急に方向転換してみんなを驚かす。

「人間に戻るなんてやめたやめた。人間は病気になるし、年を食う。そんなのいや。人形のほうがいいわ」

なんていいだすものだから、ティファニーさんは怒る。

「なんてことを!あたしはジェニファー・ティリーに乗り移って、映画スターになるんだ!」

チャッキーの変心はヤケクソみたいに聞こえるものの、続けて切ったタンカはなかなかの名台詞である↓

Chucky: And I don't wanna be your chauffer! As a doll, I'm fucking infamous! I'm one of the most notorious slashers in history. And I don't wanna give that up! I'm Chucky, the Killer Doll! And I dig it! I have everything I want. A beautiful wife. A multi-talented kid. This is who I am, Tiff. This is me!

「おまえの運転手になるなんてまっぴらごめん。人形の世界じゃおれは名が知れている。スラッシャー歴史の中でも有名なんだぞ。おれは殺人ドールのチャッキーだ。これが好きなんだ。欲しいものはもう手に入れた。きれいな奥さん。マルチタレントな子供。これがおれなの、ティフ」

人形夫婦は完全決裂。最後はドタバタのアクションで、チャッキーは『シャイニング』のジャック・ニコルソンになり、必死顔で呪文を唱えるティファニーの顔面にズダーンとオノを振りおろし、グレンがアチョーと大変身して、父チャッキーをズタズタ惨殺する。このひとたちの家庭内紛争はガチなので、命がいくらあっても足りません。人形同士の闘いとはいえ、なかなかのゴアゴア描写。すごーい。

5年後。

ジェニファーは双子の子供グレン&グレンダといっしょに暮らして幸せいっぱい。チャッキーの姿はない。彼は死んじゃったみたい。ティファニーは死ぬ直前ギリギリでジェニファーに乗り移り、人間になることができた。んで、グレンは男女双子にわかれて復活した。この場合、女の子のグレンダはチャッキーの血筋をモロに引くシリアルキラー体質で、男の子のグレンは気弱キャラである。ふたつの人格が別れて、双子として復活したらしい。うまいこと収まったではないか。

てわけで、チャッキー以外のメンツは願いが叶って、みんな楽しく暮らしましたとさ。

と思ったら、グレン宛に差出人不明の箱が届けられる。開けてみたらば、チャッキーの右腕が入っていた。こわーい。

おしまい。

チャイルド・プレイ/誕生の秘密 (2013)』に続く。

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