!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|フッテージ|Sinister』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレ結末
真相は徐々に明かされるが、まとめるとこんなかんじ↓
5つの事件は時代も場所もバラバラなんだが、共通点があった。いずれも家族が全死亡し、子供だけが行方不明になる。ぜんぶそのパターン。さらに詳しく調べたら、無関係と思われた5つの家族の連鎖が明らかになった。
裏庭で首吊りした家族は、かつてセントルイスに住んでいた。セントルイスの家では、その昔、別の家族が死んだ過去があった。その別の家族は、かつてオレンジカウンティに住んでいた。オレンジカウンティの家では、そのまた大昔、別の家族が死んだ過去があった。以下同パターン。
なぜ子供が行方不明になるのか。という問いに対しては、オカルトに詳しい大学教授の説明で明らかになった。フィルムに映っていたシンボル図形の意味を尋ねたところ、その先生がいうに、バビロニア時代から伝わる悪神バグール(Bughuul)の印であり、それは子供を食っちゃうそうな。古代の人々は、バグールはイメージの中に宿り、イメージを見た者に呪いを及ぼすと信じた。ゆえに、絵のような記録はほとんど残されていないという(でもフィルムとして残ってた)。
オズワルトが屋根裏で見つけた殺人フィルムはバグールが残したワナだった。それを見た者はこわい経験をし、こりゃたまらんと別の家に引っ越す。その先で全死亡する。子供が行方不明になる。殺人フィルムが残り、次の犠牲者を待つ。その繰り返し。
てことは、オズワルト家はモロに次の犠牲者である。過去の5家族は知らずに引っ越してヒデー目にあったんだろうけれども、オズワルトさんの場合、知った上で飛び込んでいったというのが哀れであります。
という状況がすべてわかったそのとき、オズワルトは引っ越しを済ませたところだった。彼はママに説得されても気を変えなかったが、やっぱりオバケを見ちゃったもんで、ついに降参し、フィルムを焼き、逃げ出したのであった。元の家に戻り「もう安心だ!」と思ったら、deputyと大学教授から連絡があり、上のような事情を知らされたのである。
オズワルト家は6番目の犠牲家族となり、末娘はバグールにさらわれた。焼かれたはずのフィルムの箱だけが残った。
おしまい。
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