PV7,122

!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|チェインド|Chained』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

ネタバレ結末

キラーはラビットくんが従順にいうことを聞くかを慎重に確かめつつ、そろそろいきますか、てな調子で次ステップに移る。ある日、カワイコちゃん(コナー・レスリー)を連れてきて、sexしてブッ殺すように指示するんだが、彼は従ったように見せかけてじつは彼女を殺さず隠しておく。あとから逃がしてあげようとしたと思われ。

その後、いろいろあるんだが、詳しくは映画を観て下さいと思うが、結局、隠し事はぜんぶバレちまって、キラーとラビットくんは格闘になる。ラビットくんは勝利して、カワイコちゃんを助ける。

そして、アッと驚くエンディング。

彼とママが拉致されたのは不幸な偶然と思われていたんだが、じつはこれすべて計画的な犯行だったのであり、キラーは、な、なんと、彼の伯父(父親の兄)だったのです。

ラビットくんはキラーを殺した後、家の中で手紙を発見した。そこには父親が書いた殺人の依頼と報酬が入っていた。それを見てすべてを知ったのです。

上に書いたあらすじでは省略したが、ラビットくんの両親というのは、とても優しげなひとたちだったのです。わたしら、お金はないけど精一杯息子のためにがんばっています、という雰囲気だったのに、じつはこの父親は、再婚するために息子と妻を処分したがっていたのでした。

映画の冒頭で、父親は妻と息子を映画館まで送り届け、妻には「帰りはバスじゃなくてタクシーに乗るんだよ。それくらいのお金をケチっちゃだめだよ」てなことをいい、息子には「ママを頼んだぞ!」なんてじつに善人キャラだったのですが、こんなわるいひとだったんですねー。あー、びっくりした。

ラビットくんは父の家に突入します。そこには新しい奥さんと息子(彼にとっては母違いの弟)がいる。彼らが住む家はずいぶん立派で、ラビットくんが少年時代に欲しがっていたワンコもいます。

ラビットくんは証拠の手紙を見せて父親を糾弾する。父親はすべてバレたとわかると「家から出てけ」つって、冷たく追い返す。それを横で見ていた奥さんはびっくり。彼女は夫に兄弟がいたことさえ知らなかったみたい。「いくらなんでもひどいわ!」と夫を止めようとする。夫は頭にきちゃって妻に暴力をふるう。それを見ていたラビットくんも頭にきちゃって、父親をブッ殺す。

奥さんはラビットくんに「あなたははやく逃げなさい」つって、追い出したあと、警察を呼び、強盗がきたと嘘をつく。

最後の最後。

どこにも行くあてのないラビットくんはキラーの家に帰ってくる。

おしまい。

という話でした。最後のtwistはびっくりしましたねー。

映画の途中でキラーのオッサンが子供時代に虐待されてました的なフラッシュバック映像がありました。その内容と結末がうまくリンクして、あー、そういうことだったんですかー、と思わせる流れはうまかった。

ラビットくんはほんとにかわいそうだったですね。最後の場面で、奥さんが「あんたは逃げなさい」つってたけど、あれは彼の身を案じた上での言葉でなく、自分の夫の不始末を隠蔽するために逃がしたんじゃないかって思います。こんなヒデー目に遭った上で、あんな風に追い出されたらますますいやになっちゃうよね。でもカワイコちゃんを助けることができたから、そこが救いでした。

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