!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！
本ページは『映画|ダーク・ハウス 戦慄迷館|Dark House』のネタバレ全開です。この映画の普通の（ネタバレのない）レビューはこちらにあります↓
オバケ騒ぎのあと、クレア以外は全死亡。翌日。警察は死体の山を発見。彼女を保護した。刑事の会話から新事実が明かされる。
「生き残りのクレアって女は、14年前の惨劇の生き残りである。当時あの家にはキチガイババアが住んでて、（おそらく養子縁組によって得られるカネ目当てで）たくさんの子供たちを養っていたんだが（クレアもそのひとり）、ある日、ババアは狂って子供たちをブッ殺した。クレアだけが生き残った。彼女は別の家に引き取られ、辛い人生を送ってきたのだが、大人になってからセラピストの勧めに従って過去の惨劇の場所にやってきた。そこで超絶リアルなホログラフィを見たら彼女は狂っちまって、んで、関係者全員をブッ殺した。凶器にはすべて彼女の指紋がついていた」
てことなんだが、てことは、プロローグの話はなんだろうと不思議に思われてくる。そのプロローグってのは、その家の近所に住む3人組の少女が「この家ってこわいんでしょう？」「らしいよ」とかうわさ話をしていて、そのうちのひとりが「こわくなんかないよ。みててごらん」とかいって、勝手に家に侵入する。そこには死体がゴロゴロ。その奥にはババアがいた。ひーー。という小話なんだが、映画を観ている私らは『目撃少女＝クレア』だと思ってたんだが、じつはそうじゃなくて、家のなかに隠れてカギ穴から覗いていた目の持ち主がクレアだったということですね。
その次のシーン。
クレアに似た女性が恋人男といっしょにあの家にやってくる。家の中には血糊などない。彼女は恋人に「わたしはずっとこの場所を怖れていたんだけど、きてみてわかった。ただの家だよね。もうこわくなんかないヨ」と述べ、恋人は優しくスマイルする。女性は安心するんだが、家の中でへんなことが起きてオバケですかとびっくりする。
このシーンの会話の内容からして、コイツはクレアなのかと混乱するひともいるのではないだろうか。でもこちらはアンジェラ・ゴッツ（Angela Gots）が演じているから別人です（imdbのページには載ってないけど、エンドロールで名前が出るよ。あとから追記されるかも）。
ラスト。
殺人犯として逮捕されたクレアはサイコ病院で拘束着を着せられて狂っている。おしまい。
最後に出てきたカップルの女はなんだろうか、クレアの脳内妄想だろうか、という気もするんだが、たぶん、あの女性が本当の目撃者だったのだろうと思われ。プロローグの目撃少女ですね。少女クレアはそのとき隠れてカギ穴から覗いていたのです。
てことでオッケー？（あってると思うけど、違ってたら教えてください）
女ひとりで全員ブッ殺したという点が不自然だけど、それはやっぱりオバケがやったんでしょうたぶん。「じつはクレアは隠れていたほうだった」という点についてですが、私に気になってプロローグをもういちど見たんだけど、少女が気絶→大人のクレアが目を覚ますという連続カットでダマされると思うんですが、生存者がいるという点は明かされているから、コジツケ感はないと思われました。勘のいいひとはアレでぴんとくるのかな。私はぜんぜんわかりませんでしたよ。
最後の女性がクレアに少し似ているから、混乱を招くかもしれない。imdbのBBSにも同じような質問をしているひとがいたからやっぱわかりにくいよなとおもいました。容貌が明らかに違う女優さん（おデブちゃんとか、ゴス女とか、スキンヘッドのバイカー女とか）を使えば、もっとわかりやすかったんじゃないかな。でも、これは大した傷ではなく、おもしろいホラーでした。
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