!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!
本ページは『映画|Talhotblond:』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓
ネタバレあらすじ
この種のネット犯罪を毎度見ている日本人ならなんとなく想像がつく通り、ジェシーはジェシーでなく、40過ぎの太ったオバサンであった。哀れなふたりの男はオバサンの巧みなrole-playにまんまとダマされて、殺人事件にまで発展したということである。
という展開自体は驚かないが、意外だったのは、このMary Shielerというオバサンは自分の実の娘をニセモノ仮面の材料に使っていたという点である。Jessica Shielerという18歳の美少女は実在しており、ジェシー本人は自分の写真やビデオや名前が、よりによって自分のママに使われていたという点を知らなかった。
薄気味悪いことに、警察が押収したMary Shielerのコンピュータには、自分の娘を隠し撮りしたと思われる画像がたくさんあった。彼女はそれをモンゴメリだけでなく、そこらじゅうのスケベ男たちに配っていたのである。これはかなりきもちわるい。ジェシーちゃんはかわいそうです。
というのがアッと驚くオチなんだが、映画の後半30分はこのキチガイママMary Shielerの元夫てのが出てきて「あれは嘘のうまい女であった」というような話をダラダラとしゃべる。当のジェシーちゃんはインタビューに答えることは拒否したが、映像だけは許したみたいで、パパにもたれてぐったりしているところが出てくる。
警察はチャットのログを精査したんだけれども、Mary Shielerが「殺人をしろ」といった事実はなく、またほのめかしたことさえなかったわけで、彼女は無罪である。が、事件の経緯からして、モンゴメリは問答無用で有罪にきまっているが、「このババアも悪いじゃん!」とだれもがいいたいところだが、やっぱり無罪。家族からは総スカンで、娘は口をきいてくれなくなったが、この女はふてぶてしくも本を出版する機会を狙っているそうです。
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