PV2,158

!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|ザ・ヴィクティム|The Victim』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

スーパーモデル猟奇殺人事件の犯人として元恋人(or 元夫?)の男が逮捕されたんだが、じつは真犯人は別にいて、モデル嬢を下積み時代から知る古い友人の美容整形外科医の女であった。この女はレズで、一方的に想いを寄せてフラレたもんで殺しちゃったということだったが、その点を初めて知ったのは、女優の卵である。彼女はオバケに導かれて真相を知ったんだが、レズ女がガオーと襲ってきてピンチになる。そこに親切警官が突入。ばんばん。女優の卵は救われました。一件落着。と思ったら、その瞬間、彼女の顔が醜怪オバケに変化する!

じつはこれまでのお話は「シネマ・イン・シネマ」だったと明かされる。『有名なモデル女が殺されたという実話の事件をベースにしたホラー映画』だったのである。つまり、女優の卵はじつは卵ではなく映画の主役女優だったのですね。彼女はメイちゃんという。

なんだかんだいろいろあるが、ばっさりハショる。

映画の撮影中に、いろいろと奇怪な出来事が起きる。オバケが出てきて人が死ぬようになる。クルー&キャストのみなさんはなにかを知っているような雰囲気なのだが、メイだけはわけがわからない。わたしはなにか悪いことをしたのかな。みんなはナニを隠しているのだろう。という点が気になって仕方がないと思ってたら、彼女自身もオバケに襲われる。

スタッフを問いつめたら、撮影で使われた民族衣装風の頭飾りが原因なんだそうな。それは映画の中で使われた小道具なんだけど、この頭飾りを冠って演技をするとメイはなにかに憑依されてしまう。本人は覚えていないんだが、回りはばっちりそれを見ていた。ということがあったと聞かされた。

そのアンティークなデザインの頭飾りはどっかのファンが持ってきたものだという。監督はひとめでそれを気に入り、小道具として採用した。その後、怪奇な憑依現象が起きてからもそれを使い続けた。みなさんは気味悪がったが、監督は「これはホラー映画だよ!ヒットまちがいなし!」と述べ、「焼いて捨てたほうがいいですよ」というスタッフの声を無視したのであった。その監督さんも死亡した。という話を聞かされたメイはひとりで頭飾りの由来を調べ始める。

ラストで真相が明かされる。

呪いの頭飾りをメイに送ったのは、きれいな女優にあこがれるどっかのキチガイ女であった。女はメイのような美人になりたくて、整形手術を受けたんだが、それはどうみてもモグリの怪しい医者だったんだが、結果、手術は失敗し、警察の追求を怖れたヤブ医者は女を殺して川に捨てた。メイは警察に知らせて、川から死体が発見される。

結末。メイは助かったのかなと思いきや、じつはキチガイ女に憑依されたままなんだなという余韻を残して終了。

※というラストのオチはとてもわかりにくくて、じつは私はよくわかんなくて、imdbのbbsのひとに教わったのでした。この解釈であってますかね。

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