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!!!! SPOILER ALERT !!!!
!ネタバレ注意!

ネタバレ注意!SPOILER ALERT!

本ページは『映画|クリーチャーズ 異次元からの侵略者|John Dies at the End』のネタバレ全開です。この映画の普通の(ネタバレのない)レビューはこちらにあります↓

ネタバレ結末

いろいろとあるんだが、結末だけ書いときます。

デイヴとジョンとワンコは別宇宙に存在する敵、コロック(Korrok)をやっつけろという指令を受ける。コンビにこれを命じたのは、先に登場したロジャー・ノースとマルコーニ。

ロジャー・ノースてのはドクター・フーのドクターみたいなもんですかね。時空を旅する彼はコロックなる災厄を察知し、これをやっつけるため、人間からヒーロー候補者をリクルートした。マルコーニはそのナンバーワン。デイヴとジョンとワンコはそれに続く。てことらしいです。

コンビは高性能爆弾を持たされて、あっちの世界にいく。ワンコもついてくる。この爆弾てのは、冷戦時代に開発された秘密兵器で、モスクワ級の都市を丸ごと乗っ取る目的で開発された。ドカーンと爆発すると、強力幻覚剤が広範囲にバラ撒かれる。コロックはものすごく強いのでブッ殺すのはできないが、この爆弾を使えばヘロヘロにさせることはできる。

あっちに着いたら、それはじつにへんな世界であった。これまたスゲーおもしろいんだが、長々と書くのもたいへんなので、詳しくは映画を観て下さいよと思うが、へんなオッサンが出てきて、コンビは聖人としてもてなされるのです。ふたりがくることはあらかじめわかってたらしい。敵と戦うつもりでやってきたのに、大歓迎されるなんてへんな具合だが、徐々にコロックてものの意味がわかってくると、やはりこいつは悪であるという点が明らかになる。

コロックは大昔の科学者がつくった巨大な知性体。この世界における唯一の絶対的な存在で、世の中の価値を決めている。逆らう者はブッ殺される。コロックは勢力を拡大し、いまや全宇宙を支配しようとしている。

という話を理解したデイヴとジョンは「爆弾を爆発させなくちゃ!」とジタバタするのであるが、敵は強力な知性体なのでたいへん。宇宙で起こりうる事象はすべてお見通しなのです。こりゃだめだなと思ったら、ピンチを救ったのはワンコであった。ワンコの自己犠牲で宇宙は救われる。

コンビはワンコの勇気ある行動に深く感動し、茫然自失となる。デイヴは「エイミーに殺される!」と嘆く。そこにマルコーニが迎えにくる。この場面の会話で、コンビは自分たちに与えられた本当の役割を知るのであります。

Dave: Wait. If you could cross over here so easily, why didn't you just deliver the freaking bomb? Why us?
Marconi: We needed to send someone they would consider totally innocuous... completely unable to pose a serious threat. Besides, the dog needed an escort.
John: Yes. Good thinking.

デイヴ: ちょっと待てよ。これほど簡単にあっちとこっちを行き来できるんなら、なぜあなたが自分でやらなかったの?どうしてぼくらが選ばれたの?
マルコーニ: 作戦を成功させるには、完全に悪気を持たない誰か、つまり、敵から見て、脅威として察知されない誰かを送り込む必要があった(つまりワンコ)。
ジョン: おー。頭いいネー。

ヒーローの主役はワンコだったんですね。ワンコをその場所に連れていくのがコンビの役割だったのでした。なるほどー。ワンコはジャマイカ男に噛みついたときにソイソースを摂取し、こうなるように運命づけられたということでした。

バーク・リーのお墓
John Dies at the End 画像2

この冒険以来、デイヴとジョンは潜伏活動をしている。エイミーはジョンの恋人になった。表面的には普通の生活に戻ったが、コロックは死んだわけじゃないから、危険が去ったとはいえない。いろいろと不安はあるが、3人共、げんきにやってますよ。

デイヴの長い独白はこれにて終了。

すべてを聞き終えたアーニーは感銘を受ける。「よし、おれに任せておけ。ぜんぶ公表してやるぜ」と勇気ある台詞をいう。デイヴは唯一の証拠であるソイソースを持ってるから、それを彼に託し、どっかのラボで分析してもらおうとかいう。

ところが、アーニーはじつはアーニーじゃなかったとわかってしまう。彼はいつのまにやらコロックの手先になっていた。アーニーはアーニーじゃないことがバレると、ぶわーんと消滅してしまう。

最後。

デイヴとジョンがバスケをやって遊んでいたらば、時空を超えるゲートが出現する。入ってみたら、その先は西暦5189年2月37日のアメリカだった。疫病だかなんだか知らないが、ここではすべての人々が死にゆく終末世界である。死の光景を眺めていたら、空からへんな男がビョーンと降りてくる。

そいつは勇ましい雰囲気のアンちゃんであり、コンビを見たら尊敬のまなざしとなり、「新たな敵が現れたから、いっしょに闘おう」とかなんとかいう。コンビは困り顔になり、「自分ちに忘れ物をしてきたので、ちょっと取りにいっていいですか」つって、去る。

おしまい。

てわけで、次のお話もありそうです。

上のネタバレはハショリまくりです。先にネタバレを読んじゃったせっかちさんもぜひ映画をご覧下さい。すごくおもしろいよ。

感想再び

宇宙を救うバーク・リー
John Dies at the End 画像

最後にワンコがヒーローになるというオチはかなりおもしろかったですな。ワンコがあのような行動に出たのは偶然ではなく、また、犬が飼い主のために自己犠牲をしたというような、名犬ラッシー的なお涙頂戴でもない。まさに、ワンコでなければあのミッションはなし得なかった、というセオリに基づいているところがえらい。

結局、ソイソースってのはなんだったのかというと、スクリーニングテストのようなものだったんですかね。あれを摂取したひとたちのほとんどは死んじゃったんだが、デイヴとジョンとワンコは死ななかったからそのように思いました。

ちょくちょく出てきたオバケナメクジはなんだったのか。ぜんぜんわかりません。だれか教えて。

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