映画|ザ・ヒット・リスト|The Hit List

アランさん（コール・ハウザー）は踏んだり蹴ったリの負け犬人生をやっています。ライバル男に昇進を奪われるわ、ヤクザな借金取りに脅されるわ、奥さんは親友男と浮気してるわ、こうなると飲んだくれるしかやることがないという調子でバーにいく。

バーでジョナス（キューバ・グッディング・Jr）という男に出会って酒飲み友達になる。アランさんは彼を相手に不幸話をうだうだとしゃべる。この相手はめんどうがらずにうんうんと同情を寄せて聞いてくれる。

話がぜんぶ終わったら、ジョナスは「ぼくはプロの殺し屋なんですよ」と告げる。最近起きた有名人が殺された事件も彼がやったんだそうな。アランは「ははは」と笑って信じなかったが、相手は続けてこういうのである。

「ほんとうなんですよ。あなたは友達だから、ただで仕事をしてあげます。このナプキンに殺したいヤツの名前を5人書いてください。ぼくが殺してさしあげます」

アランは冗談のつもりで、5人の名前を書いた。自分を昇進させてくれなかったボス（Jeff Mooring）、自分の代わりに昇進したライバル男（ショーン・クック）、借金取り（ブランドン・オニール）、妻と浮気した親友男（ドリュー・ウォーターズ）、そして、最後は自分の妻（ジニー・ウィアリック）の名前を書いた。

ジョナスはリストを受け取るとニヤリ。アランがトイレにいって帰ってきたら、彼は消えていた。アランはひとりで飲み続け、殺し屋男の話なんか忘れて、車の中で寝た。朝になってそのまま会社にいったら、大騒ぎになっていた。刑事（ジョナサン・ラパリア）からボスが殺されたと聞いてびっくり。

あれは冗談ではなかったのか。ジョナスという男はその後も殺人仕事を続ける。まぢに5人をぜんぶ殺すつもりらしい。アランは大後悔して、彼を止めようとする。リストの最後には妻の名前があるのだ。あー、こまった！冗談のつもりだったのに！

トレイラー動画

感想

こちらはホラーじゃなくて、普通のアクションものです。たまにはこういうのもいいかと思って観てみた。

アクションあり、俳優さんたちも悪くないんだが、後半に失速した。残念。テレビドラマ感覚で見るならオッケーくらいかな。

ヨッパライの冗談を真に受けてほんとに人殺しをやる男、ジョナスさんがなぜそうなってしまったのかという点が少しづつ明かされるんだが、理由づけが弱いとおもう。ラストは凡庸な結果になる。最後にもういっちょうイベントが起きてほしかったなあ。

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