2013/4/21 (Sun) at 9:46 am

映画|クラッシュ|Crush

イケメン高校生がキチガイ女にストーキングされてヒデー目に遭うスリラー映画。サラ・ボルジャー、クリスタル・リード、ルーカス・ティル。監督マリク・ベイダー。2013年。

スコットさん（ルーカス・ティル）は、イケメンさわやかサッカー得意の高校生。当然ながら、カワイコちゃん（サラ・ボルジャー）の彼女持ち。見てくれがいいばかりでなく、性格もいいから、モテモテなんだが、寄ってくる女にデレデレしたりしない。爽やかすぎるぞおまえは。

とっかえひっかえネーチャンとbangしまくり、なんてことはやらず、下品な子分を従えてサエない男をいぢめて遊ぶ、なんてことはやらず、ビールをガブ飲みしてケタケタ笑いをする、なんてこともやらない。

ひたすらにサッカーあるのみ。スカラーシップを得るため、ものすごい量の練習をやってて、それしか頭にない。いまどき珍しい、スポーツに打ち込む、品行方正なイケメンなのである。こんなやついるのか。

そんなスコットに憧れ、身を焦がし、粘着視線を送り続ける内気女がいた。こちらはベスさん（クリスタル・リード）という。彼女はスコットと同じ授業を受けているが、しゃべったことはないし、名前すら覚えてもらえない。

恋する娘は夜毎Facebookのページを開き、その日のスコットの書き込みを読む。写真を眺めて悶々とする。彼女はどうやって彼に話しかけていいのかわからない。友達になれたとしても、彼にはラブラブの恋人がいるから、彼女がどうにかできるチャンスはゼロである。あー。

そうこうするうち、ベスさんは粘着ストーカー女となり、いやがらせをするようになる。そしてぜんぶバレちゃう。スコットに「このキチガイ女め！」なんていわれたベスさんのプライドはズタボロ。自己嫌悪に苛まれ、その狂気は高まる。

こんなベスさんに惚れている物好き男にリード・ユーイング。彼はベスさんに言い寄るんだが、ぜんぜん相手にされない。ストーカー男がストーカー女をストーキングしているという案配です。

また、ベスさんがバイトをしているレコード店で働く美人のお姉さんにケイトリオーナ・バルフ。この女は悩むベスさんに同情し、「わかるわー」なんつって、親切にしてくれる。そして、その美人に惚れてる店長さんを演じるのがリー・ワネルなんですよ。スコットのパパにホルト・マッキャラニー。スコットに惚れてる女教師にカミーユ・グアティ。

後半にびっくりtwistがあるよ。

トレイラー動画

Crush (2013) trailer

感想

キチガイ娘とイケメン男の組み合わせといえば『ラブド・ワンズ (2009)』はおもしろかったですよね。私、あれのローラさんが大好きです。あのぐずぐずした雰囲気がたまらん。この映画はあれほどのもんではないですが、なかなかおもしろかったですよ。ホラー映画というより、サスペンスなドラマという調子で、グログロショッカーなんかはないんだが、最後に意外なオチがあってびっくりしました。寝る前に軽く観るサスペンスくらいの湯加減です。

ストーカー女が出てくるホラーといえばこんなのもあったんですが↓