映画|診察室|Skeleton Crew

フィンランドの森の中でカップルが事故。男は意識不明。女は大急ぎで助けを求め、救急車を呼んでもらう。病院に着いたら男は手術室に担ぎ込まれ、女は廊下で待たされる。この病院っちゅうのが、古くて陰気で、さらにおそろしいことに、遠くから「ぎゃあああああああ！」と絶叫声が聞こえたりするもんで「ナニゴトであるか！」と思ったら、陰気医者が出てきて「ここはとても危険な患者がたくさんいる精神病院なんですよ。危ないから勝手に歩き回らないでくださいね（にたーり）」なんていう。きもちわりー。

女はカレシを探して病院内をうろつきまわり、やがて足を切断され泣きわめいているところを発見する。ここは拷問マニアのキチガイ医者がスナッフフィルムを撮影して喜ぶキチガイ病院なのであった。彼女は男を助けて逃げることができるんでしょうか。

トレイラー動画

感想

山で事故に遭って連れて行かれた先がキチガイ病院だったという展開は、以前レビューを書いた『オートプシー / Autopsy (2008)』によく似ているんだけど、最初の始まりは「こちらの方がずっといいぞ！」とだれもが思うのではないかしらん。病院の風景がほんとにきもちわるくてよくできているのですヨ。

が、それはいいんだが、よくない点もある。ヒロイン役のおねーちゃんがいかにもインディーズ映画女優といったかんじの小太りブス女なので、ホラーボーイとしてはむずかしいところだ。ジェシカ・ロウンデスをとるか、怪しい雰囲気の病院をとるか。すごく迷ってしまうなあ。

と思ったら、30分後にやってくる急展開をきっかけに「がっくーーーーん！」と急降下してしまった。あっさりジェシカ・ロウンデスの勝ち。冒頭の雰囲気のまま最後まで突っ走ってほしかったですよ。はー。脱力。

アプしてから気づきましたが、これは『診察室』という邦題で日本語版が出ていました。タイトルを変えました。

もういっぺん訂正。アマゾンによれば、2010年5月7日発売予定でした↓

• アマゾン - 診察室

つまらないと書いちゃったけど、ゴアゴアは適度にあるから、期待しなければオッケーかも。

ネタバレです

!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！

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