映画|ドラキュラvsヴァン・ヘルシング|Dracula

2006年末にイギリスでテレビオンエアされ、2007年3月にUS版DVDが発売されました。ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』はこれまでにもたくさん映画化されていて、私はドラキュラバカなので期待して見てみましたが、残念ながらパワー不足の感あり。かなり脚色をされてますが、後半の流れはいつも通り。

Spoiler Alert !!!!
ネタバレ注意!!
ネタバレオッケーな方のみこの下をスクロールしてご覧下さい↓

1899年ロンドン。アーサーは前途洋々な若い実業家で、きれいな恋人のルーシーと婚約したのだったが、その直後に辛い運命にブチあたって絶望した。彼の父親が梅毒で死亡し、彼自身もその病気を遺伝してると知らされちゃったのだ。梅毒といえば治療不能な呪われた病であり、末期にはモンスターのようにブツブツができて、ばいきんまんみたいに人々に忌み嫌われる最悪の運命である。これじゃ結婚する意味がない！彼は恋人に打ち明けることなく悩みを抱えたまま結婚した。そして彼は妻にナイショで謎のカルトグループに接触した。そこで出会った男は「あなたの血液を浄化して病気を治してあげよう」といった。アーサーはその言葉を信じて、男のいう通りにした。

一方、ルーシーの親友のミナの恋人は、ご存知ジョナサンである。こちらはかねてより念願の弁護士の試験に受かって大喜び。ジョナサンは梅毒じゃないので100%のハッピーである。ミナももちろん大喜びでふたりはラブラブ。ここで弁護士として名誉ある初仕事の依頼を受けた。トランシルヴァニアに棲むドラキュラ伯爵がロンドンに広大な土地を所有したいっていうんで、その不動産取引の契約書類を伯爵の元に届けてくれという内容であった。

てわけで、この先はドラキュラの物語をご存知の方なら察しがつくであろう。ジョナサンは苦労してドラキュラのお城に行く。ドラキュラはミナの写真を見てひとめ惚れをする。ジョナサンをカミカミして、じぶんはロンドンへGO。ジョナサンはそのまま死亡。ロンドンにきたドラキュラがウガーとギャルを襲って、ヴァン・ヘルシングも出てきて最後は木のクイをグサリ。それでもモンスターは生き延びたのであった。といういつもの流れで終了。

このドラキュラ物語では、ドラキュラのしもべであり「イッヒッヒー」と世紀末感を盛りあげるキチガイ男のレンフィールドは出てこない。その代わりにカルト教団の怪しいオッサンが出てくるがいまいちパワー感じず。ブラム・ストーカーのドラキュラ物語は『ホラー界の忠臣蔵』ともいうべき定番クラシックである。これはどうかなと期待したが、かなりつまらないな！ソフィア・マイルズが出てるだけで幸せ〜という奇特なひととか、ドラキュラバカくらいしか見ないであろう。ソフィアちゃんはやっぱりかわいいけどなんだかポテポテじゃないか。テレビドラマの "Moonlight" に出てた頃より顔がまるまるしてる気がする。衣装とか髪型のせいかもしれないが。時期はこの映画のほうが1年早いのだけれど、撮影時期がどれくらい離れているかは知りません。

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