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映画|アフターライフ|After.Life (1/2)

2010/08/11

事故で死亡した気の毒女が葬儀屋でパカッを目を覚ます!彼女は死んでるんでしょうか!?ていう内容のホラー映画っていうかスリラー映画。クリスティナ・リッチ、リーアム・ニーソン、ジャスティン・ロング。監督アニエシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー。2009年。

クリスティナ・リッチは善良キャラの学校教師で、優しい恋人(ジャスティン・ロング)がいるんだが、ある日、びっくりするような高級レストランでめしを食おうといわれていったら、ジャスティン・ロングはニコニコ笑顔でしゃべりだした。

「いやー、おれ、シカゴに栄転ですよ。わはは。ついにやりました!んで、今日のお題はですね、これを機会にそろそろおれたちも。。」といいつつ、彼はサプライズのリングを懐に持ち、ついにプロポーズですかきましたきましたきましたおれの人生の見せ場です、やりますよやりますよ、いっしょにシカゴにきてくれ!愛してるぜベイビー(と彼は心の中で思っていたらしいが、実際には自分がいかにエリートサラリーマンであるかを喜ぶような台詞を述べていた)とテンション高まったところで「さぁいくぞ!」と思ったら、プロポーズ発進直前において、クリスティーナちゃんは大きなかんちがいをした。

「あー、わたしを捨てるんだ!あんたはシカゴに行くんだ!それでこんな大層なデートを用意したってわけね!あー、腹立つ!くそったれえええ!」と叫んで、レストランを飛びだす。サザエさんみたいにオッチョコチョイですね。カレシの「待ってくれよう」を聞かずに飛び出した彼女は、泣きながらドライブしてたらどっかーんと事故に遭う。あー。

さて、目が覚めたら彼女は死んでいた(!)。冷たいベッドに寝かされて、知らない中年男(リーアム・ニーソン)が出てきて「はい、あなたは事故で死んだのですよ。ここは葬儀屋です。お葬式にそなえてきれいにしましょうね」といわれて、おったまげる。「はァ?なにをいってるんだ!わたしは生きてるじゃないか!」といったら、自分の死亡証明書を見せられた。

この葬儀屋のオッサンは死者の声を聞けるという特殊能力があるらしいのです。彼女はいかにも生きてるように見えるが、葬儀屋のオッサンにそのように見えるだけの話で、ほんとはもう死んでるらしい。てか、ほんとに彼女は死んでいるんでしょうか。どうなの!?死んでるのか生きてるのかよくわからない。彼女にもわからないし、映画を観ている私たちにもわからない。

トレイラー動画

After.Life (2009) trailer

日本版DVDは1月リリース予定

この映画は邦題『アフターライフ』にて、2011年1月に日本版DVD発売予定だそうです↓

感想

私、これはついていけませんでした。キャストのみなさんはいいし、部分的におもしろいところはあったんだが、肝心要であるところの、このプロットを支えるセオリが私には「ハァ」なので、共感できないです。アメリカ人の死後の世界観はやっぱり理解できないなと。この映画を観てグッとくるひとは、アメリカ人のマインドを理解できるひとなのかも。

葬儀屋のオッサンを演じたリーアム・ニーソンの演技はなかなかのもんで、彼は「死者っていうのはいつも同じことをいうなあ」とかいいつつ、皮肉まじりに人生を語ったりするのです。よくできた舞台劇のようにいい台詞があるんだが、単純な話、「あんたは死んだのですよ」「そ、そんなー!」という会話のへんさについていけないっていうのかな。お笑いじゃなくてまぢにやってるっていうのが、私、ノリ切れないなあと思っちゃいました。好きなひと、すません。

ま、好みの問題だと思うんで、興味のある方は私の感想など気にせずご覧になってください。

もっと感想があるんだけど、それはネタバレのほうに書きます。

以下ネタバレです。

ここからネタバレですよ。

結局のところ、彼女は死んでなかった。葬儀屋の「死者の声が聞ける」オカルト能力はじつはインチキで、彼は『死を偽装できる薬物』てのを使って検死の目をだまくらかしていたということであった。それを注射するとあたかも死んだようになり、心臓も止まってしまうのである。この薬物は持続時間が限られており、時間が経つとアナは目が覚めてしゃべりだす。オッサンは適当に話し相手になるんだが、バレそうになるとプスリと注射をする。痛みを感じないみたいだが、それも薬物のせいであろう。注射をすると彼女はまた死んだようになる。

アナは何度も目を覚まして「わたしは生きてるじゃないか」とジタバタし逃げようとするんだが、最後には説得されてほんとに死んだきもちになり、生きることをあきらめる。と、書いてしまうと簡単だが、彼女が死を受け入れるようになるまでいくつかのイベントがある。くわしくは映画でどうぞ。ヒヨコのお話とか、兄弟が死んだ警官が葬儀屋にやってきてバレそうになるところとか、いくつかおもしろいシーンがあった。

そこらへんはよかったんだが、私が好きじゃないのは、恋人であるジャスティン・ロングが葬儀屋の地下に突入するところである。彼は家族じゃないので「葬式までは彼女に会えません」といわれて(法律ではそう決まってる)、むかむかしてたのだが、アナの教え子に「窓から先生を見た」と聞いて「葬儀屋は嘘つきなんじゃないか」と疑うようになり、ガガガーと突入していったのです。

制止を振り切って地下に突入し、扉の前までやってきて「カギを開けろ!」と押し問答をする。そのとき、彼女はドアの向こうにカレシが来てるのを知ってるんだが、もう自分は死んでると思ってるので、悲しくうなだれて黙っているのです。そんなのありえない!自分が死んだなんて信じられないと私は思うんですけど。。。結局、彼はあきらめて帰ってしまう。私、あのシーンで脱力してしまいました。

やがて葬儀の日になり、彼女は生き埋めにされる。カレシは最後の最後にやっぱり疑いを捨てきれなくて彼女の墓を掘り起こそうとするんだが、その途中で事故に遭う。彼もアナと同じ運命をたどる。アナを慕っていた子供は葬儀屋のオッサンの弟子になりました。

おしまい。

優しい恋人ジャスティン・ロングは『スペル / Drag Me to Hell (2009)』では、愛する恋人がジプシーの呪いにかけられるという目に遭いましたが、こちらでは恋人が生き埋めにされるという。。。そういう役どころが似合うなあ。

DVDのExtraに入ってた監督さんのインタビュー

映画のエンディングは微妙に夢心地の演出で、結局のところ、アナは生き埋めにされたのかよくわからないという気もしましたが、DVDのExtraに入ってた監督さんのインタビューによれば、やっぱオッサンはインチキでしたということでした。以下、監督さんのお言葉より。

鏡の演出は私もわかりましたけど、白いバンてのは気づかなかったですね。いわれてああそうかとおもいました。監督さんのインタビューを見ないとすっきりしない映画なんてちょっとだめね、と私は思うのですが、どっちかよくわからないというのはきもちわるいのですっきりしてよかったです。

TRIVIAかな

お墓のシーンで以下の墓碑銘が見えました。なんでしょ。よくわからないんだけど、メモ。

Peter V. Remsen
1795 - 1866

Jake C. Remsen
1864-1880

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